「ブルキナ先生」と呼ばれたい

ブルキナファソを知る「先生」に、ブルキナファソで「先生」になるために

知る人ぞ知る野球都市「ワガドゥーグー」

こんにちは!


今回の「ブルキナ先生と呼ばれたい」の記事は野球です!!


タイトルの通りブルキナファソは知る人ぞ知る野球国家。主要都市を中心にいくつかのクラブチームがあります。


今回、幼き頃から高校までの野球漬けの日々が功を奏し、2月17、18日にブルキナファソの首都ワガドゥーグーで開催されたソフトボール大会に選手として参加しました!




この催しは年に一度行われ、海外遠征チームなど10以上のチームが参加するソフトボール大会です。そして、参加したほとんどのチームがブルキナファソのチーム。


その中で、私たちはチームジャパンとして日の丸を背負い、二日間を戦ったわけです。
我らが侍ジャパンは4戦2勝2敗、全体で4位というまずまずの成績を残しました。で、私はというと、、、



12打席9打数3安打2三振。守備でもあまりいいところがなく、高校までの野球漬けの日々はどこへやら、、、
ユニフォームを持ってきていなかったので、上下現地で調達したサッカーユニフォームで参戦したことがいけなかったのでしょうか、、



しかし、私の体の衰えよりも驚きだったのは、
ブルキナファソチームの強さ。攻撃・守備・走塁どの分野においてもその技術は素晴らしいものでした。
それもそのはず、ブルキナファソは日本の社会人野球チームに選手を輩出するほど野球のレベルは高いのです。



その成長を支えているのが、これまで野球隊員として赴任した協力隊の方々。この大会が始まった10数年前は日本チームが毎年優勝を飾っていたそうです。
それが近年では、ブルキナベの選手たち率いるチームが着々と実力をつけ、大会では上位争いを繰り広げています。


今では、10年前に協力隊から野球を学んだブルキナベが中心となり、チームを引っ張っていました。


日本チームが優勝できなくなったことは悔しいですが、野球隊員の方々の活動の成果が目に見えるようになったのではないかとも考えられます。今回の大会も決勝戦にはブルキナファソのチームが進出し、相手チームと素晴らしい戦いを繰り広げていました。



今回、野球を通して改めてブルキナベや様々な国の方々と交流し、同じスポーツを通して一喜一憂できる良さを実感しました。二日間の中で、いいプレーが出ると敵味方関係なく盛り上がり、試合が終わるとお互いの健闘を称え合う場面が何度もありました。


アフリカではサッカーがメジャーなスポーツであり、野球はほとんどの人がルールを知りません。
しかし、野球の魅力の一つとして、野球はチームスポーツでもあり、ある意味個人スポーツな点であると私は考えています。



ほとんどのスポーツは、流動的な試合の中で、選手の絶え間ない連携が求められます。
しかし、野球はプレーの間に特有の間があることで、全員の視線が各選手の一挙手一投足に注がれます。


つまり、野球はプレイヤー全員がスポットライトを浴びて、スターになれるチャンスがあるスポーツなのです。
このようなスポーツはあまりないと思います。


野球は人間の身体的・精神的な面を成長させてくれる素晴らしいスポーツです。
今回の大会に参加したことで、2年の間にブルキナファソで野球を広め、少しでもブルキナファソの野球にスポットライトを当てられるような活動ができればいいなと感じました。


そのためにも、いい感じの木の棒を探してこれから素振りをしようと思います。(笑)
そして、来る1年後は是非リベンジ!!


※次の日は全身筋肉痛に見舞われました、、、。